塗装が難しい外壁や屋根

塗装が難しい外壁

塗装が難しい外壁や屋根とは

塗装が難しい外壁や屋根には、難付着サイディングボードが使用されているものについては注意が必要になります。難付着サイディングボードとは2000年以降に開発された外壁に使用される素材で主に、汚れや雨にとても強い特性のある外壁タイルになります。とても耐久性が高く、寿命も長いためメンテナンスをする期間が長いのが特徴ですが、問題としてはメンテナンスが難しい上に知識のない施工会社の方が施工をすると雨漏りをしたりする原因になるため注意が必要です。


難付着サイディングボードかどうかを判断する方法

ケース1: 光触媒塗料によるコーティングがされている場合

光触媒塗料による塗装やコーティングがされている場合の多くは、外壁に使用されており、屋根には使用されていません。外壁に使用されている場合ですと光が外壁に当たると化学反応が起きて汚れの油が分解されていきます。分解された油分は水で洗い流すことができますので油を壁面や屋根に垂らししばらくして水をたらすと洗い流されます。見分け方としてはこの素材は艶が無く、白い壁ですと長期間に渡り変色が見られない点です。この点に気を配れば光触媒塗料でコーティングされていると考えてもよいでしょう。再度塗装する場合に置いては弱溶剤高付着浸透形ハイブリッドエポキシシーラーなどを下塗りに使用しますが施工が難しく、光触媒塗料は塗膜が硬いため塗りムラが出ることもあります。屋根については光触媒塗料が販売されていませんので屋根については光触媒塗料などで塗装をすることはできないのが原状です。

ケース2: 無機系塗料によるコーティングされた外壁の場合

無機系塗料は陶磁器のように無機質で構成された鉱石を混ぜ合わせた塗料でフッ素で構成された塗料よりも耐久性が高く熱にも強く燃えにくい塗料です。塗料は表面がつるつると滑る表面になり特徴としては静電気を帯びにくいため汚れの付着があまり無いため汚れにも強い塗料です。反面、陶磁器に光沢があるように塗料にも光沢が出てしまい人によっては安っぽいと感じることがある塗料で塗装も難しいのが特徴になります。再度外壁の塗装を行う場合は専用の下塗り剤を使用して塗装をすることになりますが施工が難しいのが難点になります。

ケース3: フッ素塗料によるコーティングがされている外壁の場合

フッ素塗料によるコーティングがされている場合は特徴として汚れを弾き易く磨耗性能に優れているため表面が滑らかな外壁になります。また外壁の他に屋根の素材にもコーティング剤として使用できるため屋根もコーティングすることができ、耐久性もシリコン系塗料よりも高い耐久性です。見分け方については難しく2000年以降に登場した塗料ですので2000年以降であればとりあえず難付着サイディングボードであるフッ素、無機系塗料、光触媒塗料のどれかになると考えるとよいでしょう。こちらの塗料の場合ですと専用の下塗り剤を塗り塗装を施すのが一般でしたが近年では下塗り剤が進化したおかげで重ねて塗料の上から下塗り剤を使用して重ねぬりができる塗料も登場しています。


簡単に難付着サイディングボードかどうかを見分ける方法

簡単に難付着サイディングボードであるかを見分ける方法と言うものが実はありましてその方法には一つは住宅が立てられた際の時代が2000年以降である場合については難付着サイディングボードが普及していますので汚れが付着しにくい住宅であったり、長い間塗料の色が変色していない場合については難付着サイディングボードと考えてよいでしょう。他の方法としてはラッカー系のシンナーで外壁の表面をこすった際、塗料が色落ちしなければ難付着サイディングボードであると考えて間違いないでしょう。その他にも外壁を触り、チョーキングが起きていなければ難付着サイディングボードと考えて間違いないです。

屋根瓦に置いては塗装をすること自体が無駄であることも多い

屋根瓦については塗装をすること自体が無駄であるという製品もあります。例を挙げますと、スレート瓦がまさに塗装をしても無駄に終わることが多い瓦になります。まず、スレート瓦にパミールと言う素材の屋根瓦がありますが、このスレート材、何がありまして7年ほどで寿命を迎えてしまい、耐久年数が低いため耐久年数の高い塗料を塗った所で瓦が朽ち果ててしまいます。こちらの場合はヤエ自体の素材に問題があるため本来の寿命より早く寿命を迎えてしまうために起きる問題であり、本来、スレート瓦は20年の寿命ですので品質に問題があり塗料の性能に瓦の素材が追いついていないことが問題になります。スレート瓦には中には本来の寿命よりも早く寿命を迎えてしまう商品も多々あり、その際にヒビ割れを起こしていたり、割れていたりするものについては新しく好感しない限りは塗装を施したとしても寿命を延ばすことができません。寿命を延ばす場合は塗料と瓦の耐久年数が同程度であるか瓦の寿命のほうが塗料よりも長くなければ寿命を延ばすことができないのが実情になりますので難付着サイディングボードの一種である瓦については塗装すること事態が無駄に終わる物もあります。